2025年9月13日・14日の2日間、県民祭のバドミントン体育大会が開催されました。 今回は男子チームのみの出場となり、初戦の相手は宇城市の強豪チーム。 緊張感漂う中の試合は、序盤から目が離せない展開となりました。
【試合前挨拶】
いよいよ大会がスタートしました。
この大会は20代から60代まで、幅広い世代ごとに分かれた団体戦です。ルールはシンプルで、先に3勝したチームが勝利します。
掲載した写真は試合前の挨拶の様子。 表情からもわかるように、どのチームも緊張感が漂っていました。これから始まる熱戦が楽しみです。
【20代】
写真に写っているのは、40代と30代のペアです。 今回は20代の選手がいなかったが、急遽このペアで出場となりました。
対戦相手は勢いのある20代の若手ペア。 スピード感溢れるプレーに押されながらも、試合はファイナルセットまでもつれる大接戦となりました。
【30代】
写真は30代同士の対戦シーンです。
相手チームはレシーブを始めとした技術力が高く、試合展開は苦しい場面が多く見られました。それでも、
水俣市の30代ペアは終始楽しそうにプレーを続け、最後の1点まで諦めない姿勢が光っていました。
【40代】
写真は40代同士の対戦シーンです。
試合序盤は、水俣チームが安定したラリーと確実なショットで流れをつかみ、リードを広げていきましたが…
まさか、思わぬハプニングが発生! 水俣チームの選手が足を痛め、肉離れのような状態に…。 制限される中で試合を続けることになり、徐々に相手の流れを奪っていきます。 点差もじりじりと縮まり、会場全体がハラハラと見守る展開に。
最後は悔しくて負けましたが、怪我を抱えながらも最後まで全力でコートに立ち続けた姿は、本当に胸を打つものでした。
【50代】
続いて登場したのは、50代ペアの試合です。
序盤から一歩も譲らないラリーが続き、会場の空気も一気に熱をあげていきました。
勢いそのままに相手を揃えず、結果は見事なストレート勝利。観客席からは大きな歓声と感動が響き渡り、会場全体が盛り上がる瞬間となりました。ベテランならではの安定感と勝負強さが光る、素晴らしい一戦でした。
【60代】
最後を飾ったのは、60代ペアの対戦です。
長年の経験を積んできた大ベテランの二人ですが、試合前はやや表情に硬さが見え、少し緊張した様子でした。それでもラケットを握ればさすがに落ち着いたプレーを見せ、観客の期待を集めました。
序盤は相手の巧みな技術に翻弄される場面もありましたが、試合の雰囲気に沿って徐々に動きも良くなり、ペア同士が声を掛け合って雰囲気を盛り上げていきます。
しかし、相手チームの60ペアも一時的には簡単に崩れません。フェイントを入れたショットや緩急を気をつけてラリー運び、考え込んだ急速で水俣チームを揺さぶります。一進一退の攻撃防御が続き、見る人すべてが手に汗握る展開になりました。
惜しくも勝利にはよくなかったもの、大ベテランらしい粘り強いさと最後まで諦めない姿勢は、多くの人の心を打った試合でした。
【結果】
最終結果は、宇城市 4 ― 水俣市 1で宇城市の勝利となりました。
写真は、試合後に両チームの選手が向かう健闘を称え合い、握りと挨拶をしている様子です。 勝敗は別れましたが、水俣チームも最後まで諦めず、粘り強いプレーを見せてくれました。
勝ち負けを超えて、お互いを尊重し合う姿が印象的で、大会を締めくくるにふさわしい光景でした。
【最後に】
今では、世代を超えた選手たちそれぞれの力を尽くし、熱い戦いと笑顔いっぱいの交流の場になりました。勝敗以上に心に残ったのは、最後まで全力で戦う姿勢や仲間同士の絆、そして会場全体を包んだ熱い応援でした。得た経験や感動は、きっと選手一人ひとりにとって大きな力となり、次の挑戦への原動力になるでしょう。この大会で築かれたつながりと課題を胸に、また来年、さらに成長した姿を見せ合えることを楽しみにしています。スポーツを通じて広がる仲間の輪が、これからも長く続いていくことを願っています。
県民体育祭バドミントンの結果はこちらから。
参照:熊本県スポーツ協会